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カイコホリック

蚕の皆様との愛の日々

カイコさんの病気まとめ

かいころく2015年6月~ かいころく2015年5月~ カイコさんの病気・異常

5月生まれの子(黒縞ちゃんたち、海外出身者)と、今お育てしている6月生まれの子たちで発生した病気や異常をまとめました。

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まずは5月生まれの皆様から。

以前に記事でも掲載をしていた、奇形のカイコさん。体の右側の腹脚の一部が癒着していて、体の節や気孔の数も左右で違います。

後日談も掲載しましたが、無事に大人になるまで成長もできあまりご本人には影響がなかったご様子。

 

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こちらは、繭を外から見た時点で異常があった子。繭が異様に薄くて内側に汚れがあるのがわかる場合は大体繭の中でお亡くなりになっています。

この子、どうなっているかと言うと脱肛しております。お尻辺りに丸いものが付いていますが、これが脱肛した腸。以前うっかりして一度に800頭ほどお世話しなくてはいけなかったことがあったのですが、その時に何頭か見られた症状でした。あれから見ていなかったのですが、久しぶりにこの症状の子が現れました。上蔟の頃に発生する症状らしく、以前のお世話の時には脱肛した状態で歩き回ったり繭を作っているカイコさんがいらっしゃいました。

 

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下の2枚は同じ方です。お顔の皮が取れなかったり足腰が弱かったりいろいろありましたが、産卵までは何とかなさっておりました。このあたりは毎回必ず何人かは出てしまう成長不良の子たち。でも今回の海外の方、こちらがびっくりするくらい皆様無事に育ってくださいました。100頭以上いたのに、病気や異常のあった子は6・7頭程度ですよ。

 

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この子も5月生まれの子。普通は繭の中で脱皮をして蛹になり、蛹の殻をでて成虫になるのですが、どうも幼虫から蛹になる時の脱皮をせずに蛹になってしまったご様子。写真の状態は、微妙に皮を脱ぎかけの状態だったので、私がはがしたものです。

 

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とは言えこれ以上殻をはがす事ができず、このままに。足が出ていないのでもごもご動くしかできないのですが、まだ生きていらっしゃる状態でした。そしてメスだったので放っておくとオスが寄ってきてしまい大変なことになるので、この子だけ隔離する事に…。こういう異常のある子はどうしても他のカイコさんより短命になってしまいます。

 

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そして今お育てしている6月生まれの子。

この子は以前にもあった症状です。背中のこの辺りが突然黒くなる、ウイルス性と思われる病気。今朝、飼育箱を覗いたところ、この状態でぐったりとしたご様子だったので驚きました。まだご存命ですが、1日経って今はかなり黒くなっています。

すぐに隔離した事と数の少ない飼育箱だったことが幸いして、今の所他に感染者はいないようです。

 

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写真がぶれていますが、このお二人は軽い下痢のような症状。水分がたくさん出てしまうタイプは以前にもご紹介したのですが、この少しお尻が汚れるだけのタイプは久しぶりに発生しました。カイコさんのお尻は三角のフタのような部分がぱかっと開いてフンが押し出されてくるようになっているのですが、そのお尻のフタ部分に沿ってじんわり黒ずみのように汚れる症状です。

病気で排出される水分量が少ないせいか、この病気で亡くなるかいこさんはあまりいないように思います。ただ、他のカイコさんに感染してしまうようなのでやはり隔離はひつようかと。

そして唯一原因らしきものに思い当たる症状でもあり、恐らく湿度が高すぎるのが原因だと思われます。今までの発症具合を思い返すに、湿度が高くなりがちな夏ごろの飼育でしか出たことがないです。今回は小さい子ゾーンの箱を下にし、大きい子ゾーンの箱を上に十字に交差するように重ねた状態で、小さい子ゾーンの風通しがやや悪くなっていました。小さい子もいるからとおもっていたのですが、見事にその小さい子ゾーンから発症してしまいました。完全にワタシの管理が原因で、申し訳ないなあと思います。

 

今の所は以上です。カイコさんの病気は5齢~営繭時が発症のピークなので、これからも注意して行きたい所。