糸を吐けないカイコさん。
朝見てみたら、何か体液のようなもので汚れていました。色は少し濃くなったかなと言うくらい。
今のカイコさん。更に濃い色。
触ってみてももうほとんど動かなくなってしまっていました。汚れは何かを吐いたのかと思っていましたが、裏返してみると背中(と言っていいのか、胸部の背中側)がぺろんと剥けていました。背中が盛り上がって硬くなっているし、中途半端ながら蛹化が進んで、脱皮しようと背中が割れてしまったので体液が漏れてしまったのかなと言う感じ。
今まで糸が吐けなかった子はこういった変化がなく、ただただ幼虫の姿で色が黒くなっていく症状だったので、この子はちょっと違うタイプの変化をしていますね。繭を作れても中で死んでしまう子に多い姿にとても似ています。
最初に上蔟したカイコさんがもう1週間経過しているし、営繭ラッシュもなくなだらかに育っていらっしゃるようでかなり時期がばらけそうなので、営繭開始日を付箋で管理しようという試み。営繭中にうっかり開けちゃった、くらいなら良いのですが、中で脱皮中だとか蛹化中の大事な時期に動かしてしまうとちょっと危険そうだし。
上蔟したみなさま。
今は大きさごとにカイコさん達を分けているのですが、特に黒縞ちゃんなんかは上蔟時の見た目の大きさに結構個体差があるようで見分けが難しいです。糸を吐き始める前に脱皮前の眠のようなお休み期間があるので、その頃に気が付けばなんとか分けられるかなと言う感じ。見分けなくてもいいといえばいいのですが、不在時に予期せず脱走していると脱走に気が付かなかったりするので…。
そういえば今回は総数をまだ数えてないです。パッと見では70頭程度かなと思うのですが。