Twitter(https://twitter.com/kaikoholic)も見てくださっている方はご存知かと思いますが、春~秋ごろの虫シーズンはカイコさん以外の虫も我が家にいらっしゃったりします。この夏はオオスカシバという蛾を卵から成虫までお世話させていただいており、先日からはクロアゲハらしき蝶もお目見えしました。
このブログだと記録もかねて病気のカイコさんのお写真などは出すこともありますが、健康なカイコさんでも寿命が近づく頃にはぼろぼろになってしまわれ、ご本人が元気でもなんとなく写真をネットに掲載するのは憚られるような気がしてあまり載せていませんでした。というか無意識に避けていたところがあったみたい。
この夏お世話させていただいているオオスカシバさんは卵の時から変化があるたびにツイッターで報告していたのですが、羽化から1ヶ月がたち見た目にはかなり痛々しいお姿のため、知らず知らず最近はツイートしなくなっていることに気がつきちょっと考えてしまいました。
とは言え、生き物だしいろいろあるよねという事で、今回はそんな記事。
カイコさんのほうはこのブログでも良く見る、愛らしいふわふわなお姿。オオスカシバさんのほうはどうも飛ぶ時バランスを崩して背中を下にしたまま床を移動する癖があり、羽化後に見つけた時はもう禿げができていました。この写真は羽化からさらに数日経過しているので、翅も少しかけています。
現在のオオスカシバさん。羽化から1ヵ月後で、上の写真と同じ方です。翅もかなり短くなり、お体の鱗粉(毛?)も落ちて素肌が見えている部分が多いですね(※背中を下に動き回るのは何らかの異常と思われるので、禿に関してはおそらく一般的な状態ではないと思います)。あと写真では分からないところで、足が一本欠け、お顔も少し負傷しています。
さすがにもう以前のように飛び回ることはできませんが滑空することはでき、実は見た目から想像するより断然元気。今日もまだ暴れ回って、さらに翅とお体が貧相に…。オオスカシバさんについては夏のレポートとしてひとつの記事にしようと思っています。
そしてカイコさん。
こちらも鱗粉がほとんど落ち、翅もぼろぼろ。ですが、まだきれいな方ですね。
この方はオスのカイコさんですが、メスのカイコさんだと交尾を求めてオスが殺到するのでお体がほぼ禿げた状態になることもしばしば。翅がきれいに伸びていた方だと、オオスカシバさんのように翅が欠けて短くなっていきます。お体が大きいため歩く時はお体を引きずって歩かれるため、おなか下側はほとんど毛が抜けてしまいます。
そしてカイコさんのお世話をしたことがある方は触覚などでお気づきかと思いますが、ぼろぼろに見えるこの方も実はまだまだ元気いっぱい。撮影後は元気にメスのカイコさんに突撃しに行かれました(笑)。
ということでこれは羽化の段階できれいだった皆さんの変化についてだったのですが、そもそも羽化の段階で失敗して最初から弱っていたりぼろぼろだったりされる方も多く、お世話をする中でいろいろな状態のカイコさんを目にすることになると思います。普段はかわいいカイコさんばかり出しているのですがこういったカイコさんの事も知っていただいて、これからカイコさんのお世話をなさる方がどの段階のカイコさんも愛して丁寧なお世話をして下さるといいなと思ってこの記事を書いた次第です。
愛してね!
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