今回もエリサンです。
前回「まだかなまだかな~」という記事を書いたところでしたが、丁度その翌日深夜にエリサンの皆様の羽化が始まりました。初日は2名、現在は9名で、既に産卵も始まっています。
蛹の時にもカイコさんと比較していましたが、成虫になるとこの違い!
体も一回り大きいですが、翅のサイズが段違い。ヤママユ・クスサンのひと達やアゲハ系のひと達もそうでしたが、あの小さな蛹のどこにこの巨大な翅が収納されているのだろう…。
最初に羽化したお二人が丁度雌雄だったのでそのままペアに。交尾中ですが、翅が大きいので大変邪魔そう…。
出てきた繭。
こじ開けて出てくるのかな?まだ出てくるところには遭遇できていませんが、羽化済みの繭にはこんなふうに穴が開き、すこし鱗粉がついています。カイコさんなんかも上部を薄く作っているフシがありますが、エリサンのひとたちだと製作段階から明らかに出口の穴を残して作ったな?という様子のものもありました。
サイズもあり、大変な存在感です。びゅーてぃほー!
エリサン純血の成虫画像があまり見つからなくて比較対象が乏しいのですが、パッキリとした色味やパープルのラインなど、この派手具合はどうもエリサンよりもシンジュサンの特徴に近いようです。
カイコさんは水平な場所でも大丈夫ですがこのエリ×シンジュ交配種さんはどうも垂直方向でいたいようで、羽化後もなるべく高いところに登ろうとなさることが多いです。なので、発見が遅れると写真右奥の方のようにうまく翅がのびなかったり。
ちなみに「エリサン(飛べない)×シンジュサン(飛べる)」での交配なのでお子さんは飛べるんだろうかと思っていましたが、今のところ飛べる方は1名のみでした。連続して飛べないひとが羽化していたので飛べないものと思い込んでいたら、突然飛べるひとが出てきてびっくりしました。頭にエリのひとが乗っかってきたよw
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