むちむち。
上蔟タイミングが重なってぽいぽい蔟に移させていただいていたら、いつの間にか大混雑になってしまいました。こちらは以前の子石丸さんと琉球多蚕繭のうっかり混ざった皆様で、写真からもなんとなく分かるとおり白繭組と黄繭組がいらっしゃいます。
これも少し前の写真で、げんざいは大人になった皆様が大フィーバー中…。
こちらはちょっと珍しい感じになってしまったカイコさん。
成長不良でお顔の皮が残ってしまい、コクナーゼが出せずに繭の中に閉じ込められるカイコさんが時々いらっしゃるのですが、こちらはそれともすこし変わったパターンの脱皮失敗例で、なんだかアーマーを装備したみたいになっています。
お顔はこのとおり!
お顔だけ、もしくはお顔と翅が脱げないままというのが脱皮失敗例の主な状態なのですが、ご自分で繭を開けられるほどの健康体なのに何故!?成長不良というよりはたまたま上手く脱げなかったのかなあ。
最近はご自分で繭を開けられない方が多かったのですが、今回はみなさま自力で出てきて下さる方ばかりでとても助かっています。というかこれが本来の姿…。
今夏は久しぶりにオオスカシバさんのお世話もさせていただいております。
今年は上手く卵の段階から入手できたので孵化からの日数など記録しているのですが、偶然にもほぼ同時期にカイコさんもお生まれになったので比較が楽しい!
写真のお二人はカイコさんが6月26日うまれ、オオスカシバさんが6月25日うまれとカイコさんが1日遅いだけなのですがこのサイズ感ですよ!以前にオオスカシバさんのお世話をさせていただいたときも「すぐ大きくなられるなあ」と思ってはいたのですが、孵化から10日もしない間にもう3回も脱皮して日々みるみる大きくなっていらっしゃいます。
写真のカイコさんは春嶺鐘月という春蚕の養蚕品種で、カイコさんの中では大きくなるタイプの方です。とってもメジャーな品種なのですが私は毎年時期を逃して購入できずにいたのですが、今年は運よく譲っていただけて始めての春嶺鐘月さんです。こちらも成長が楽しみ!
※カイコさんの飼育セットなど販売の会社では、大体の会社が「1~6月は春嶺鐘月、7~12月は錦秋鐘和」で時期によって扱う品種が違っています。養蚕は春から秋(農家さんによっては初冬に近い時期まで)に行われますが、春と夏・秋では気温など環境がかなり変わるため異なる品種を扱うことが多いようです。
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