★9月10日
織物みたいに重なるカイコさんたち。
幼虫もかなり少なくなって参りまして、とても寂しい。
蔟が少なくなってきたので営繭の早かった繭を一部収繭しました。最初に営繭を始めた黒縞さんが幼虫時代も繭もかなり薄い色しか発色していなかったので、何か関連があるかも、と一部の繭は日にちだけでなく幼虫時代の模様もチェックしていたのですが、色の濃い黒縞さんがかなり白っぽい繭を作ったり、濃い黄色の繭だったりで特に法則性はない様子。この黒縞さん、固定種ではない種類の交配種なんでしょうねえ。
★9月11日
かなり数も少なくなってきましたが、成虫も少なくまだ最初のお一人しか羽化していらっしゃいません。
4齢になったばっかりの黒縞さんと、右の子はもうすぐ上蔟という5齢終盤。同じ頃に食べ始めても、食べる量が全然違いますね。というか、たった数日でこれだけ育つのってやっぱり凄い。
そしてこの黒縞さんが一番小さい幼虫なんですが、ちょっと成長が遅いかも…と気になっています。終盤は毎回こういう心配が出ますね。
★9月13日
そして今日になって、待望の2頭目の羽化!カイコさん!!
おまたせ!と言いたい所ですが、2頭目もオスです。女子登場はもう少しお待ち下さい。右のぱたぱた中の子が羽化第1号なんですが、2頭目の羽化から急に色気づいています。落ち着いて、その子はオスなの…。
ところで覚えていらっしゃるかどうか、以前に「我が家で飼育中の別の幼虫」を紹介したことがありました。
あの時のクマケムシも今日めでたく羽化しました。
背中のスジ模様が隠れているようですが、恐らくセスジヒトリという蛾です(ちょっと小さめの固体)。繁殖の季節以外は蛹で過ごすようで、蛹化から実に3ヶ月ぶりの羽化です。以前冬に飼育した時は4・5ヶ月たってようやくの羽化だったので、カイコさんとの違いに心配になる事が多々あります。