また久しぶりの更新、という事で皆様お気づきのとおり、どどんとカイコさんたちも羽化が始まっています。最初の羽化が6月27日。上蔟は17日だったので、丁度10日での羽化となりました。
成虫となった小石丸さんたち。
以前にお世話させていただいた品種名不明のカイコさんがくびれ繭でかなり小さい成虫となられる方だったので「もしやアレは小石丸さんだったのでは…!」と思っていたのですが、今回出てきた小石丸成虫の皆様は以外にも通常種さんたちと大きさはそこまで変わらずでした。
こちらは以前お世話させていただいたISZAMさん。ISZAMさんは通常品種のみなさまとサイズ的にあまり変わらない方々です。比較して見ると若干小さいような気がしなくもないですが…でもこの写真の方って多分大きめのお嬢さんだしな。
繭の大きさ。標準サイズと小さめサイズ。
手の汚れは気にしないで。
やはり基本はくびれ繭。きゅっとくびれ過ぎて「中のひと大丈夫かな?」というものもありますが、このくらいのゆるやかカーブが多いです。
ちなみに繭の大きさと中のひとの大きさは比例しないようです。
この写真はそれぞれ作品と作者の方が隣になるよう並べておりますが、ご覧のとおり中の方はほぼ同じサイズ。
玉繭もできました。玉繭はさすがにくびれませんね。
※玉繭=カイコさんが二人で一つの繭を作ったちょっと珍しい繭。過密状態の時におこりがちなので、お世話係としては反省したほうがいいのかもしれない。
玉繭は全部で3つほど。開封前に羽化してしまわれたりで確認できなかったものもありますが、確認できたひとつは雌雄で玉繭を作っていらっしゃいました。玉繭は雌雄のペアになる事が多いといいますが、意図的に雌雄ペアになっているのだとしたらどうやって相手を決めるんだろうととても不思議。
ツイッターで妙に反響があったムービー。現在8割くらいのカイコさんが既に羽化していてまだまだ皆様お元気なので、こういうのも今がピークです。
前々から何度も何度も何度も言ってますが、オスのカイコさんがお嬢さん方の存在を察知した時の勢いが本当に凄くてですね…
— 鳩子◆カイコホリック◆博ふぇすD4 (@babel_eden) 2017年7月2日
左側は男性陣、右側はペアorお嬢さんたち。 pic.twitter.com/AjanQF1yAd
ムービー用にというかちょっと試験的に雌雄を分けたためにこんな事になってしまっていますが、普段はペアになったカイコさんをそのままペアでお住まい兼産卵所の箱に入って頂いていますのでそうそうこんなひどい事にはならないです(笑)。
そして残念なお知らせなのですが、撮影に使用していたカメラが故障してしまったようで写真が取れなくなってしまいました。という事で今回の小石丸さんの記録はこれが最後になってしまいそうです。次回以降は過去の写真などでごまかしつつの更新になると思います(笑)。
全然関係ないですが、一番最初にお世話させて頂いたカイコさんの可愛いお写真が発掘されましたので自慢がてら貼っておきます。私としては5齢幼虫のぷりぷり可愛いところを押しておきたいところですが、やっぱり大人になられたカイコさんも可愛いですね。
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◆カイコホリックは今年も2017年7月22日(土)・23日(日)、東京・九段下で開催の「博物ふぇすてぃばる!4」に出展予定です!ブースナンバーは「D-4」になりました。
◆【速報】11月に京都で開催の「いきもにあ」に今年も参加致します!