ちょっと明るさを調整してはあるんですが、それにしても鮮やか！
先日お世話させていただいておりました、姫蚕さん、グレーさん、黒縞さんの繭であります。
今回は元のお家で桑で育っていたみなさんを人数少なめでお譲り頂き、そのまま我が家でも桑でのお世話となりました。途中から桑に切り替えたことは何度もありましたが、最初から最後まで桑というのはほぼ初めて！
カイコさんの繭に白だけでなくいろいろなカラーがあるのはこのブログを見ている皆様ならご存知の方も多いかと思いますが、糸の色を作る物質はカイコさんが召し上がった食べ物（＝桑）に由来しています。人口飼料となると桑以外の成分も多くなるためか、カラー繭でも人口飼料育ちのカイコさんの繭は色が薄くなる傾向にあるとのこと。完全桑育ちだとどんな色になるのか前々から気になっていたのですが、ついに見ることができました！
折角なので幼虫の模様ごとに繭をご紹介いたします。
こちらは姫蚕（模様のない真っ白なカイコさん）さん。
今回の3種の中では一番繭の様子が揃っていたように思います。綺麗な形のくっきりイエローになりました。
今回一番ばらばらだったのはグレーさん。
サイズもばらばら、色も写真の通りで真っ白からくっきりイエローまで様々でした。イエローも薄めから濃い色までバリエーションがあります。お譲りいただいた方からグレーさんは模様が固定できているか微妙で…と伺っていたのですが、そういったばらつきが繭色にも影響しているのかもしれません。
黒縞さんは基本濃い目カラー、繭のサイズや形はちょっといびつ。
なんとなーく、姫蚕さんの繭よりも全体的に濃い色かなあと思います。
参考に、左は人口飼料での平均的な黄繭、右は今回の黒縞さん繭です。
人口飼料でも時々濃い目カラーが出たりするので一概には言えないのですが、全体的に比較すると桑育ちのみなさまの繭は断然くっきりはっきり濃い目カラーとなっていますね。昔に短期間だけお世話させていただいたグリーン系やローズ、オレンジ系の繭のみなさんは、もし桑で育っていたらどんな繭を作って下さったのか…。
以前に愛媛蚕種さんに問い合わせさせて頂いた時にはローズ系なんかも扱っていらしたので、タイミングが合えば他のカラーの繭のカイコさんも完全桑育ちでお世話させていただきたいものです。
※今回は我が家のカイコさんについて幼虫の模様ごとに繭をご紹介しましたが、幼虫の模様と繭の色には必ずしも相関性があるわけではありません。黒縞さんや姫蚕さんでも白繭、という系統もいらっしゃいますので、入手される際にはご承知置き下さいね。
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※カイコホリックのツイッターがどうやらロックされたか何らかの制限を受けている様子。元に戻らなければ新アカウントを作るかもしれません…。
