カイコホリック

蚕の皆様との愛の日々

日本錦さんです

前回記事で書いていた薬害?事件から1ヶ月、やっと気持ちを立て直して新たなカイコさんの卵を出すことができました。

 

これは8月中旬のお写真、最近はどうも保存している卵の孵化率がよろしくないので心配していましたが、写真のとおりにそれなりの人数のカイコさんに来ていただけることができました。とは言え、孵化率は50%くらい。

 

 

さっきのお写真から5日後。ちょうど2齢→3齢と言ったところ。

カイコさんの負担にならないようにとカイコさんを撫でさせていただくのはかなり控えているのですが(これでも)、2齢あたりのカイコさんは小さいながらもふわふわな感触で、ついつい触ってしまう時期。1齢さんは小さすぎて流石に手で触るのは怖い大きさなので、触れる大きさになってくださった、というのも大きいかもしれない。カイコさんぽい白さが出て来た!とか、2齢カイコさんの魅力は無限大です。

 

 

そこから約10日。もはや見紛うことなくカイコさん。

白い白いといわれるカイコさんですが、本当に真っ白!という色合いなのは5齢あたりのほんのひと時だけで、こういったグレーがかった時期の方がはるかに多いです。そうは言っても他の幼虫よりははるかに白なんですが結構お体の中の色が透けているというか…。ちなみに人口飼料でなく桑でお世話させていただいている時はもっと緑がかっていたりします。

 

 

このくらいの時期が「真っ白!」という写真を撮りたかったのに、妙に荒ぶるカイコさん(笑)。

 

 

日本錦さんといえばこの翅の模様!かっこいい!お嬢さんたちは模様がなかったり薄かったりというかたも多い印象ですが男性陣はくっきり模様の方が多いです。

 

 

今の日本錦さんはいまほとんどの方が羽化なさって卵もどんどん産んで下さっているのですが、涼しくなってきたこともあり休眠卵になるようです(産卵時の温度により休眠卵/非休眠卵と変わります)。さて次のカイコさんを…という所なのですが、よく考えたら私…しばらくお世話できない…!

いつも出展させていただいている「いきもにあ@京都」に今年も出展予定なのですが、一ヵ月後…今から卵を出すと、4~5齢のご飯の多い時期にかかっちゃう…。わたししばらく帰れないのに…!

そしてそのすぐ後にも数日遠出する予定があるので、いきもにあ前に卵を冷蔵から出すわけにも行かず…。いきもにあから帰ってから卵をだして、その後の外出後に孵化していただくようにするのが最短かなあ。

 

ということでわたくし、カイコホリックなのに1ヶ月ほどカイコさんのいない秋を過ごさなくてはいけないようです。夏もあまりお世話できなかったし、今年はほとんどカイコさんと一緒にいられないなあ。

 

とりあえず、「いきもにあ」よろしくお願いいたします…。

 

 

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