以前にこちらでも少しご紹介していたのですが、横浜のシルク博物館で1月から3月までカイコさんに関する講座が開催されています。私もこちらに申し込みしていて、今年に入ってから月イチペースで横浜へ通っています。
都内からも比較的アクセスしやすい蚕関連施設という事で気になっている方も多いかと思いますので、シルク博物館を少しだけご紹介してみます。
横浜、と言っても最寄り駅は横浜駅ではなく日本大通り駅。駅を出ると5分もかからないくらいの距離のところにあります。お隣のみなとみらい駅(赤レンガ倉庫の最寄)からでも十分歩ける距離なので、ついでにぷらりと観光もできる立地なのがうれしい。
シルク博物館はこのシルクセンターのビル内にあります。ビル正面には博物館の垂れ幕も出ているのですが、日本大通り駅から向かうと見えるのはこの角度かな?とりあえずシルクセンターを目指すのです!
ちなみにこの写真の奥は海で、フェリーなどが出ている大桟橋がすぐそこ。そちら側にもシルク博物館直通の入り口があります。
正面入り口から入るとこんな感じ。ぱっと見ただのオフィスビルっぽい雰囲気ですが大丈夫なので、階段かエレベーターで2階に向かって下さい。
ちなみに地下階には雑貨屋さんやカフェなんかが入っています。
階段を上がると入り口があります。ミュージアムショップ?物販?という感じのスペースを抜けて右手が受付です。
展示の一部。シルク博物館というだけあって養蚕やカイコさんよりはシルクという生地についての展示が多いのですが、2階最初のフロアではこんなカイコさん推しなコーナーもあります。
これ、繭以外は模型みたいなんですがすごく出来がよくて見るたびに感心しています。成虫のカイコさんのリアルさとか…。博物館を訪れた時は是非じっくり見てくださいね。
大きくない施設なので流石に大型の操糸機などはありませんが、製糸や機織の道具などはなかなかの充実ぶりです。
こちらの小さいタイプの操糸機は実際に稼動していて、いつ行っても動いているところを見ることができます。カイコさんが…沈んでいますね…。そう…本物なので…。
生体展示もあります!先日伺った時は3齢と5齢のカイコさんがいらっしゃいました。このほか、回転蔟で営繭するカイコさんも常設で展示されていて、タイミングが合えば回転蔟が回転する瞬間に立ち会えたりもします。(撮影禁止の展示が移りこみそうだったので撮影できず…)
2階奥は横浜特産のシルクスカーフや染色、シルク製品などの資料が充実しています。そして3階はこんな見ごたえあるスペース!シルクを使った服の展示が主でもちろん美しい着物も沢山展示されています。養蚕の浮世絵なんかもあり、カイコさんに興味のある方もシルクに興味のある方にも充実の展示になっています。
展示スペース奥では貴重な映像資料を視聴できるスペースもあるので、初回は特にゆっくり時間を取って訪問するのがお勧めです!
1月に伺った時はこんな特別展をやっていました。近隣の幼稚園や小学校の生徒さんの制作物や研究発表だったのですが、よくぞこんなにと思うような長期の研究や気合の入ったイラスト入りの発表など見ごたえがある展示でした。
カイコさんはどのくらいの距離なら餌を見つけられるのかなど、「あ、それ気になるよね~!」と共感しちゃう研究も盛りだくさん。大人も小さい皆さんも、気になることは一緒ですよねえ。
博物館閉館後、丁度大桟橋の乗り場から東京までの夜景クルーズが出ていたので先日はこちらに乗船して都内に戻りました。時間や下船する港があえばこんな観光もしちゃうのも楽しいですね。私が乗った船は期間限定の航路みたいですが、大桟橋から東京の竹芝までのクルーズが1,000円と格安でした。
横浜-東京の航路はほかにもありそうなので、船旅ほか横浜観光も楽しみつつ、是非訪れてみて下さい!
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