唐突に、「カイコさんは上下反対でもすごく愛らしい」と気付いてしまった私です。
きっと幼虫を反対にしてもすごく可愛らしいのですが、いかんせん脚力のない方々なので反対向きに耐えることができません。(実際やってみると、あっという間にぽてっと落ちます。)ワタシの愛しのカイコさん。
すごくくっきりした模様のカイコさん。こんなにしっかり模様が見える子は初めてかもしれない。蛾なのだね。カイコさんは蛾なのだね…。
繭から蛹を出していた子の中で、何人かうまく蛹の殻を出られない子がいました。軒並みお嬢さんたち。下半身ぽってりだからなあ。
繭に入っていないから引っ掛かりが無いんだろうなとは思いますが、今までずっとこんな事無かったんだけどなあ。ちなみにひっぱるとすぐ殻は脱げるので、気付いてあげさえすれば問題ありません。
今まで何度もお世話をさせて頂いていて、毎回必ず数頭は出ていた「糸を吐けないカイコさん」が今回はただのお一人もいらっしゃいませんでした。もう必ず一人は出てくるものだと思っていたのに!シーズンごとに種類や出身が違っているせいか、同じようにお育てしているつもりでも少しずつ特徴が出てきますね。
最後に、最近で一番のワタシの失敗を。
羽化の遅い繭があり気になっていたので確認してみた所、カラカラ転がる感覚がなく、中で羽化しているか蛹になれずお亡くなりになっているかという感じ。開けてみたらみっちりカイコさん!やっぱり出られなくなってた!
と思ったら、じんわり水分がにじむ繭。
あ、もしかして今まさに出ようとしていたところだったの…??
そっと何事も無かったかのように飼育箱にもどしてみました。
すごく頑張ってにじり出てくるカイコさん。
後ろの方がぱっかりあいているとはとても言えませんでした。言ってもばれないと思うけど。