年明けから既に2週間、いい加減重い腰をあげて更新を再開したいと思います。
12月分までは更新していると思っていたのに、まさか11月分までだったとは…!ということで12月のカイコさんをダイジェストで振り返ります。
☆12月1日
ぷりぷりな交配種さんです。
体の模様は046さん譲りかなと思っていたのですが、どうも交配種さんは先代の046さんよりも模様が黒っぽいというか…。先代ISZAMさんは上手く模様が発現しなかったので比較しづらいですが、もしやこれはISZAMさんの模様が優位に出ているのでは…?
☆12月7日
5齢さんです。脱皮したてはみずみずしくってぷりぷりなのがイモムシの常。体色が濃い交配種さんでも、頭部やおみ足などぷりっぷり。触りたい…。
☆12月12日
写真はここからですが、この数日前にはもう営繭が始まっていました。
もう本当に隙あらばという感じに絶妙なスペースを見つけては繭を作っていくカイコさんですが、こちらの方はお住まいの箱に張った付箋(品種をメモしてました)と箱の側面の隙間を上手く使った営繭です。この付箋、片側しかのりがないタイプなんだけれどどうやってもぐりこんだというのか…。
☆12月15日
改めて交配種さんの模様を横から。
下の写真は親世代の046さんとISZAMさん。(※白い皆さんがISZAMさん)
色味がちょっと分かりにくい写真なのですが。
そういえばISZAMさんは瘤種だったのですが、交配種さんにはほとんど瘤が見られません。背中の模様は046さんの性質を継いでいるようなのですが、体全体に入る黒っぽい色はISZAMさん?もうひとつ上の世代は野山あをさんのブログを遡ると見ることができるのですが、野山さんのところで育ったISZAMさんは模様の出方が縞に近いように見えるし…と謎は深まります。
結果ものすごく複雑な模様が出ているのですが、サイドなどうっすらとサーモンピンクのような色味があったりして、なんというか…派手!
あと個人的にすごく重要ポイントとして、046さんが自力でできなかった4齢→5齢の脱皮がこの交配種さんはできるんです!自分でするっと脱皮!すごい!すごいって言うか!そのくらい自分でできないと存続の危機でしょうって言うところだけど!普通種のカイコさんは全然つまづかないところだけど!でも親のできなかったことを子が成すってすごくない!?!?ねえ!?!?
これは交配種さんがISZAMさんの性質(自分で脱皮できる)を継いだということなのか…。
模様の出方ひとつにしてもいろいろあって、やっぱり生き物は面白いなあと思います。一昔前は病気の予防などの観点から一般家庭では蚕の交配は禁止されていたのですが、せっかく解禁になったことだしひと夏の自由研究だけで終わらず、是非是非何世代か継代飼育をして観察してほしいなあ。カイコさんかわいいよ。
ということで、まだまだ終わってませんが一旦区切ります。
今年もカイコさんにとってよき年でありますように!
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