今回の成長記録としてはコレがラストの記事です。
☆1月27日
046さん、ようやく最初のお一人が羽化!
交配種さん以上にゆっくりペース。少なくとも最初の上蔟から20日以上経っての羽化でした。普通種では上蔟から2週間程度で羽化と言われていまして、経験では早い方で上蔟から10日ほどで羽化してしまうくらいだったので、やはり交配種さんも046さんもかなりゆっくりペースに感じます。
☆1月29日
続々と。ちょうど繭を出ようとなさっているカイコさんに遭遇できました。
一度下がって弾みをつけたりしながらグイグイと。
繭をほぐすため排出される液体「コクナーゼ」はサラサラした手触りの液体なのですが、糸をかぶっていることもあり出てくる途中のご様子はなんとなくぬめっとしているように見えます。なんかこう…あの映画…エイリアンでこういうシーン見た事ある!!!(笑)
でも触覚が体に張り付いているこの状態だとエイリアンっていうよりプレデターだよね、とかどうでもいい事を思いつつ、羽化を見守っていました。
☆1月31日
時々みかけますが、完全に閉じ込められてしまったカイコさん。
繭が蔟の中で重なって作られたりするので偶然出てきたところがこんな場所だったのだと思われます。だいたいの場合は「ああ、この繭から出てきたからこんなところに迷い込んだのね」とわかるんですが、時々どう考えても理由がわからない場所で幽閉されていたりするのが不思議(笑)。
最初の羽化から2週間近くが経過したので、ひとまず収繭しました。
046さんの繭は交配種さんの繭と比べるとかなり色が濃いものが多いです。
収繭前ですが交配種さんの繭。全体的にあわーい色。
ひとつ、ひよこ饅頭のような妙な形の繭が収穫できました。
ちょっと大きめ、横幅もあるので「もしや玉繭では…!」と開封してみることに。
やっぱり玉繭!
玉繭とは複数のカイコさんがひとつの繭を作ったちょっと珍しい繭。雌雄のペアで作られることが多い…と言われるのですが、このお二人はメスのように見えます。翅など蛹の殻がシワになっているように見えますが、こうなっていると羽化ももうすぐです。
↓参照記事・カイコさんの蛹はお尻あたりの違いで雌雄の判別が可能です。
先ほどの玉繭カイコさん、案の定開封後すぐに羽化となりました。そしてメス!
もうひとりのカイコさんも翌日羽化なさいまして、やはりこちらもメスのカイコさんでした。
ということで、成長記録としては以上です。
次回は今回も出てしまったカイコさんの成長異常などについて書きます。
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