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カイコホリック

蚕の皆様との愛の日々

カイコさんたちの病気まとめ~成長不良編~

成長不良と思われる部類の子達をまとめました。いずれも今回の12月からの飼育で発生してしまったものです。

2月2日には羽化が始まったのですが、2月10日を過ぎてもまだ変化のない繭を開封しました。蛹だと元気に動いているとかもう元気がないとかわかりやすいのですが、繭のままの状態だと中で死んでしまったパターンと羽化したもののでられなくなったパターンの2種類が考えられます。

 

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この子は羽化しかけたものの、出てこられなかった子。写真を見るとわかりますが、翅ほか上半身はまだ脱皮殻が付いたままになっています。実は脚もまだ殻から出られず、そのため繭から出てくることが出来なかった様子。繭の中で羽化した子は中でそのまま蛾尿も出してしまうので、お腹が汚れていることが多いです。

 

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殻を取ったところ。

自分で出てきたわけでなく私が殻をはがしたので、綺麗な毛のはずがぼさぼさに。翅も縮んだまま固まっていました。よろよろとはしていますが何とか自分で歩けます。メスだったのですが、お腹もほっそりしていてやはり上手く成長できなかったのかなという感じがします。

 

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この子は繭をあけたらこの状態で死んでしまっていました。成長不良で蛹になれなかった子です。皮膚が脱皮しかけのような状態で、気門も内部組織が引き出されているようです。お腹が膨らんでいるのは、この部分だけ蛹になりかけているのだと思われます。この子のように真っ黒になっていると死んでしまっていることが多いですが、時々このような状態でも蛹のように茶色く、もっと丸々とした子がいます。そういう子は上手くすると蛾にまでなれてしまったりします。

とは言えやはり上半身は上手く成長しておらず、自力で綺麗に羽化したり歩いたりというのは難しいのですが。

 

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この子も繭の中で死んでしまっていました。左側が顔、縮こまったような体勢で脱皮しそうに皮がはがれかけではあるものの、形は幼虫のまま。体液が出て繭にくっついてしまっています。繭の中で亡くなっている子は、この子のように繭にくっついて死んでいる子が多いように思います。あと、繭が極端に薄かったり汚れが透けていたりする場合も多いです。

 

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この子達は糸がはけなかった子です。やっぱり皮が少し浮いた感じになっていますね。

糸を吐く子と同じように頭を振ってうろうろと歩き回るのですが、よく見ると糸が出ていません。糸を出せる子なら繭が作れなくても蛹になれることがあるのですが、糸を出せないとアミノ酸中毒で死んでしまうとの事。熟蚕のように体が縮み、色も透き通った状態で何日も歩き回ったあと、だんだん体色が濃くなり、真っ黒になって動けなくなります。この子達はもう亡くなっていますが、こんなになって動けないまま何日も生き続ける子もいます。

 

何度もカイコさんのお世話をしていますが、今回紹介したような症状のカイコさんは必ず出てきてしまいます。みなさんを大人になるまできちんとお育て出来るようになりたいなあと思っているのですが、まだまだ上手くいきません。