羽化からしばらく経ちまして、だんだんとお亡くなりになるカイコさんも出るようになりました。
この2枚はメスの子の写真。まだまだ元気に卵を産んでいる子達なんですが、産卵までの間にオスたちがどんどん群がってきて背中に乗っかったりお腹にすがるような動きをするので、メス達は徐々に背中辺りの毛が抜けてこんな事になってしまいます。
卵を産むときはお腹を擦り付けるようにして動くので、お腹側も禿げてしまっている子が多いです。
かといってオスなら毛が抜けないのかというとそんなこともなく。写真はもうお亡くなりになってしまったオスのカイコさんなのですが、激戦の末こんなお姿に。何頭かのオスでメスを取り合いになる事も多いのでメス以上に体の毛や鱗粉が落ちてゆきます。ペアになるまではずっと翅をばたばたさせながら動き回り、ペアになってからは他のオスに邪魔されたりでメス同様にお腹を引っかかれてしまったりで、オスの子は本当にぼろぼろになってしまいます。
もう、お疲れ様でしたと看取るほかありません。
産卵された卵は数が多いので、いろんな子の卵を少しずつ保存しています。
産卵した紙を切って保存していたんですが、同じ日に産卵されたと思われる卵なのに色づき方の違うものがチラホラと。これ、休眠卵に見せかけた非休眠卵なのでは、と疑っています。単に産卵の時期が違うだけかもしれないので、取り合えず静観中。